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冬の蔵王で40数年振りに樹氷を見物する
2月末に、故郷の同級生達が、昨秋出版した拙著「山歩き里歩き800紀行」の出版祝の会を東根温泉のホテルで企画してくれ、前日出発した。この機会を逃さず、念願の蔵王樹氷を見物することにした。平塚在住の弟が同行してくれた。
40数年振りの冬の蔵王 冬の蔵王は何年ぶりだろうか。上京前は時々スキーに通ったし、上京後も数年間は年に一度は帰郷して滑ったことがあったと思う。ボーゲン程度の初心者の技術で、地蔵様の前からザンゲ坂の樹氷原コースを、転んでは起き上がりながら、上の台へ下りた思い出がある。この頃は樹氷には感心はなく、逆にスキーで突っ込み邪魔だと恨んだこともあったと思う。20歳前後の頃であった。
ゴンドラで地蔵岳下へ 山形駅前からバスで蔵王温泉へ上がった。バス待ち時は陽が差したが、曇り空。市内にも雪があり、蔵王温泉付近は流石に多いが寒さは然程ではない。地蔵様迄はロープウェイで上がろうと山麓駅からゴンドラへ乗車。平日なのに結構込んでいる。樹氷高原駅で乗り換え、地蔵山頂駅到着。駅舎を出ると、一面真っ白な銀世界。そして寒い、先程零下11度との表示を見た。雪に備え、本日はスパッツを着けた。大型のものは普段使用しないため、劣化を心配したが大丈夫。
ザンゲ坂で樹氷を見物 先ずは、地蔵様を探し、挨拶代わりの参拝。賽銭箱の先に頭だけが見える、異様なお地蔵さん。デジカメに収めて、樹氷見物を開始。天候が悪い上白一色で樹氷がハッキリしない。青空の下が似合うと思う。今年は出来が良いと聞いていたが、私には小さく見える。多くの見物客の中、シャッターを切りながら樹氷の間を巡る(写真上)。雲間から陽が差した時、宮城県側に樹氷原が見え、慌ててカメラを向けたが、捉えられたか。ザンゲ坂方面へ行く。スキーコースだが、若者達がスノーボードを準備している。最近の傾向だろう。スキーも我々の時代より短くなっている。こちらの方が、眼下に広がる樹氷が良く見える。モンスターや嘴、目のある鳥形などに見えるから不思議だ(写真下)。カメラが趣味の弟も、盛んにシャッターを押し続けているようだ。駅舎上の展望台へ出たてみたが、天候が良くなく、周囲の景色を眺めることは出来なかった。またロープウェイで下山。ゴンドラから見えた樹氷地帯やブナ林にも、カメラを向けた。
東根の実家へ 温泉駅からバスで山形市内へ戻る。駅前の先輩のお宅へ寄ったがお留守で、残念。実家への土産を駅地下で求め、普通電車に乗りさくらんぼ東根駅へ。駅に着くと、兄が車で待っていて呉れた。 (2014/02/24 13回卆工藤 莞司)
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