2013年1月14日月曜日

私の山歩き里歩き紀行・山形編(26)

小百合杉を見付けた最上戸沢幻想の森

“幻想の森”を知ったのは、JR東日本のポスターからだ。森の中杉の大木の前に吉永小百合が写っていた。その森は山形県最上郡戸沢村にあるという。帰省するたび訪ねる機会を窺っていたが、今回実現した。木曜日に故郷へ帰り中学同級生との芋煮会に参加した。翌金曜日は新庄に近い舟形町の猿羽根峠を歩いた。そして、土曜日、兄に駅まで送ってもらい、陸羽西線高屋駅へと向かった。幻想の森の最寄り駅である。
陸羽西線高屋駅を出発 無人駅に降りたのは一人で、目の前は最上川である。駅には地図はなく、以前新庄駅で入手していたパンフ”山形・最上めぐり”のみ。幻想の森の扱いは小さく情報も僅かだ。国道47号へ出て、最上川に沿い歩道を下る。予定通り15分程で、幻想の森入口の標識を確かめ左折し、山へ入った。ここからが遠かった。土湯林道の坂道を行けども行けども、それらしい森は見えて来ない。先ほど、新庄駅で、徒歩でも1時間は掛からないと言われた。沢を橋で渡ると、前方に杉の大木らしき樹木が見え始めた。そして、林道を上り詰めた地が幻想の森で、駅から55分経過していた。
 幻想の森内を一周 早速森内へ進入し、大木、老木を見て回る。杉の木は一本の太い幹が空に向かって直立しているのだが、ここの杉は違う。幹が2本、3本と曲がって分かれそれぞれ老大木化しているのだ(写真上)。案内には樹齢1000年以上の蛸足杉とある。多分、幼少期に裏日本特有の風雪が災いしたのであろう。そのような杉の一群がそう広くはない一画に集中群生している。森内の巡回路も、10分も要しないで、一巡できた。土曜日なのに他には誰も見当たらない。林道で車二台とすれ違っただけだ。森の入り口に腰を下ろし昼食。今朝義姉が持たせてくれたお握りを戴いた。
 “小百合杉”に出会う  食事中、吉永小百合と一緒に写った杉はどれかと気になる。私は昭和36年日活映画”ガラスの中の少女”を見て以来自称サユリスト。奇しくも同学年で大学二部へ入ったのも同じ昭和40年である。“小百合杉”を探すため、もう一回りすることにし、反対側から森中へ進んだ。これがラッキーにも、蛸足杉たちは幹が曲がり分かれているため、見る角度で形が皆同じではないことに気が付いた。また森内では陽当たりも違う。ほぼ中央で、とてつもない杉の老大木を見付けた。根元は一本だが幹が数本に分かれて横に張り出し上へ伸びている(写真下)。これだ、これが小百合杉に違いないと、カメラに収めた。最初に巡ったときは反対側から眺めて、少し太い程度の二本幹の杉にしか見えず、他の幹や根元は真後ろに隠れていたのだ。
 超ローカル線の数少ない電車時間に合わせるため、林道をゆっくりと下り、余目行き下り電車10分前に高屋駅に着き、狩川駅まで乗車し同駅で上り快速電車に乗って新庄駅へ戻り、新幹線で帰京した。今回の帰省は満たされたものとなり車中から、お世話になった同級生や実家へお礼のメールを送った。                                       (2012/10/20歩く 13回卆 工藤 莞司)

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