2010年3月22日月曜日

吉岡です

Subject: 展覧会案内

金田実生(カネダミオ)さんの個展のお知らせです。

金田実生展ー笑って眠る

2010年 3月16日(火)~4月30日(金)
Ⅰ期 3月16日ー30日(ドローイング)
Ⅱ期 4月2日ー30日(油彩)
12:00~19:00
日・月・祝日休廊
3/31、4/1は展示替えのため休廊

レセプション 4/2(金)18:00~20:00

space 355
(ギャラリー・ハシモト)
中央区東日本橋3-5-5
矢部ビル2F
℡ 03-5641-6440
http://www.space355.jp 最寄り駅 JR馬喰町、地下鉄 馬喰横山、東日本橋

金田さんは、私の中で、絵画 NO.1 作家です。
具象と抽象の区別を意味のないものに変えてしまう叙情性は見る者をしみじみ
させてしまうのです。
表面だけの、格好だけつけたうすっぺらな抽象画が多い昨今の中身のなさと比
較すると、月とスッポン。
金田さんとはTAMA VIVANTでいっしょに展示したときにお会いして、作品の
ファンになりました。アートカクテルにも何度か参加していただきました。
最近売れっ子だから価格高騰かなあ…
多摩美術大学講師。


今日は3月10日、朝起きたらめちゃくちゃ具合悪くて動けないので学校を休ん
でしまった。昼まで寝てたけど、まだふらふらする。
これはなんだろう?風邪でもないし、血糖値測っても低血糖ではないし。ベー
チェットの発作のような気がするけど違うような気がする。
もうすぐニューヨークに行くけど心配はしていない。

椎根 和 「平凡パンチの三島由紀夫」(新潮文庫)
椎根和は編集者だが、大変分かりやすい、いい文章を書く。三島の剣道の弟子
になったりして、三島とのつきあいを重ねていくが、いつも一定の距離を保っ
ておもねるところがないのがよい。三島論であると同時に三島が生きた(死ん
だ)時代の風俗、思想の批評になっていて面白い。
わたしは「仮面の告白」、「金閣寺」は面白く読んだが、あとは全くつまらな
かった。心に響いてこない。人生のうわっつらだけのような気がする。
三島は自分のことを重要人物と思ってたんだろうな。そういうところがバカ丸
出しである。
知識はある。しかし呉智英言うところの「知識のゴミ箱」にすぎない。(わた
しは呉智英も好きではないが…)
「盾の会」の軍服は五十嵐九十九という人のデザインらしいが、この全く実用
に適さない気持ち悪い(あえてキモイといいたい)デザインをみただけで「盾の
会」がなんなのか、三島という作家がどの程度なのかが分かってしまう。デザ
インとはそういうものだ。
わたしはホモです、とカミングアウトしてたら三島ももう少し面白かっただろ
うに…

4月からの学校の人事が決まった。あと一年で辞めるからってあれほど校長に
言ったのに、なんで中学部の学部主任なんかにしちゃうかなあ…
できないよオレ。
また地獄の一年が始まるのね。
やれやれ。

とりあえず3月は早く仕事終えて、ニューヨークで気分転換しよう。
飛行機の中で読む本は何にしようかなあ。
トニ・モリスン「ビラウ゛ド」、ミラン・クンデラ「生は彼方に」、奈良美那
「ラベンダーの誘惑」、永井荷風「ふらんす物語」、この中から2冊もってい
こうかな。

(吉岡 政美:昭和56年卒、互一会)

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